サラリーマンが会社を買う時代に乗っかってみた

仕事

人生で最大の決断をする時が来てしまった

ついこの前、恐らく人生で最も大きな決断をしました。

私、遂に会社を辞めて個人事業主になります。

それも、ゼロから事業を始めるのではなく、事業を売りたい人を探して、事業譲渡によってそこを引き継ぐことにしました。

つい半年程前は会社を辞めても転職しか選択肢がないと思い込んでいた私ですが、このような決断が出来たのもリベ大のYouTubeに出会えたおかげです。YouTube見ててよかった。

なんの事業を始めたかは追い追い記事にしますが、この決断に至るまでの葛藤などをまずは書いてみたいと思います。

数少ない友人に「マジで会社辞めたい」とLINEしたら・・・

コロナ自粛期間中、将来の生活に大きな不安を感じていました。まず今の給与所得の見通しが全く明るくありませんでした。その理由は下記の通り。

  1. 目下の状況として、休業や残業ゼロ方針により月収が下がっている
  2. 会社の短期的な売上見込みは悲観的で、コロナ再拡大となれば更に悪化する可能性あり
  3. 「同一労働同一賃金」の名の下に正社員給与の見直しが行われている
  4. 現在の給与体系では非管理職層のほぼ上限に達している為、管理職にならないとこれ以上月収は上がらない
  5. かつ課長クラスの報酬は非管理職層の上限に残業代等を加えるとほぼ同じであり、責任が増えるのみで労働組合の保護がなくなり会社からこき使われるのが明白

つまり、管理職になってより上を目指さない限り、現在の水準で頭打ちとなることがほぼ確定していたのです。

会社へのエンゲージメントが高く、仕事に誇りを持っていればそんな状況でも前向きに出社していたことでしょう。

しかし私はここ2年程従事している業務に職場の人間関係を含めてうんざりしており、前向きとは真逆のド後ろ向きの精神状態で仕事をしていました。

そんな時にリベ大の動画を見て、両学長が話していることを聞いているうちに「悩んでいる暇があったらその嫌な状況を変えるべく行動しなよ!」と背中を押された気持ちになることが出来ました。

そこからはすぐにできる固定費の削減をゴリゴリやりつつ、副業を始めてゆくゆくは給与所得だけに頼らなくても生活できるスキルを身に付ける為に勉強を開始しました。

とは言いつつ、今の会社に居続けることが嫌な気持ちはあまり変わらず、この気持ちを誰かに伝えたくて、何か月かぶりに友人に

「今、自分史上MAXで会社辞めたい」

とLINEしてみました。

そうしたら彼は

「おれも。今M&Aをしようと思っているんだ」

と返してきたのです。

え?会社員が企業買収なんてできるの?

私は無知でした。

もうそんな時代なんですね。

すぐに調べてみたら、事業を売りたい人と買いたい人を繋げるマッチングサイトも既にいくつかあって、かなり活況を呈しているみたいなんです。

各業界で後継者不足が何年も前から耳にしていましたが、そこに商機を見出して仲介ビジネスが動き出しているとは・・・。

サイトに公開されている案件は本当に多種多様で、ECサイトの権利とか、介護施設とか、美容室とか、飲食店とか。製造業もかなりある印象です。

コロナが一因となっている部分もあるんでしょうか。

肝心の事業譲渡(買収)金額なんですが、そこも事業規模などによってさまざま。100万円以下でも良いというものから、億単位のものもあり、そこまでいくと個人で買収できるわけがありません。

調べていくと、自治体でも事業承継を支援する取り組みがあったので、そこにも相談しに行くことにしました。

そうやって色々な方法を使って、友人と二人で経営する前提で近隣の案件を探していたところ、小売りなんですが将来性を感じるものを見つけたんです。

本当にやるのかかなり悩みましたが・・・

1か月ほど直接交渉をおこない、税理士にも相談に行き、悩みに悩んだ結果出した結論が

  1. 私が個人事業主としてその事業をまず引き継ぐ
  2. 友人は会社員を続けながら経営に最大限協力する

という選択でした。

勿論家族にも相談しました。

妻は、

「会社勤めが本当に辛いならやってみるのもいいんじゃない。子供が生まれてからここまでほとんど働いてなかったから、ハンドメイドで稼げるように私も頑張るよ!」

と言ってくれました。全オレが泣きました。

1馬力家計からのまさかのダブル個人事業主。

決めたからにはやるしかありません。

今日が一番若い日ですからね!頑張ります!

ちなみに、やると決めてからは会社にいても事業のことばかり考えて全く身が入りません。

やる気ゼロです。

でもこれから引き継ぎをしないといけないので(引き継ぐ相手が見当たらないけどw)、そこまでは最低限の義務として完了させますよ。

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